地味で地道なはてなブログ

ダイアリー「地味で地道な」から引っ越しました。

地味で地道な子宮全摘ー術後5日から8日まで

退院後、抗生剤と痛み止め以外はとくに薬が出なかったので、精神科の方の薬をいつも通りに飲む。
術後は便秘になりやすいのと、鉄剤を飲んでいるのと、抗うつ剤の副作用が便秘なのと、もともと便秘がち、という4連コンボで便秘になるので、精神科で出されている便秘薬を少し多めに飲んだ。
入院中、この薬の極量は普段飲んでる量の倍以上だという話を看護師さんがちらっと話していたので、いつも余りがちだし、1錠くらいは増やしても大丈夫だろうと判断した。
もともと、自分である程度調整するよう言われてる薬だし。

精神的には割と安定していて、創が痛いのだけが辛かったけど、念の為、頓服でもらったワイパックスはときどき飲んでいた。

私が受けたのは、こういう手術らしい。
腹腔鏡下膣式子宮全摘術
http://jikei-hp.or.jp/ope3/
まれに、卵管ががんになることがあるので、卵管も取った。
やっぱり膣から引っ張り出したんだな…。何か染みると思った。
卵巣は、がん検診をしても死亡者数が減らない、今も難しいがんだそうだ。
なので、もう子宮がん検診を受けることはなくなる。楽でいいな。
そういや、何かおなかがぽこっと出っ張っていて、内臓脂肪なのかなと思っていたけど、肥厚した子宮だったのだな…。今は引っ込んでいる。
by 蟹ペン族 2018/09/25 4:04:32

調べた限りでは、私が入院してた病院は、術後4日で退院というのは最速。普通もう少しいる。ベッドを空けるための早期退院制度をとっているとはいえ、腹腔鏡下手術は難しく、技術がないと前提が成り立たない訳で、あの先生は相当症例をこなしてきているんだろうな。
熊本の病院のサイトによるなら、普通だと私まだ入院してるわ。
今はまだお腹の傷にテープが貼ってあって、シャワーとか、自然にこすれたりして剥がれてくるから、と言われているのだが、かさぶたの誘惑のように、ああ、ぺりっと剥がしてしまいたい、という気持ちと戦っている。
もう抗生剤は飲んでいないので注意はしなくてはならないけど、ロキソニンはまだあるし、市販薬の痛み止めも余ってるし。しかし痛み止め飲んでも大きい傷には響いたんだよな、まだ入院してるつもりでないと危ないかもしれん。
今日オータムフェストに行ったのすら、かなり無茶だった。人混みを通り抜けるだけでだいぶ堪えて、お腹の右下辺りを軽く押さえて歩いていた。
今だけヘルプマークが欲しい。
by 蟹ペン族 2018/09/25 19:24:07

退院後2日でオータムフェストに行ったわけだが、ほんとにヘルプマークが欲しい感じだった。やはり、右下の傷が痛む。

あと、この日にまた、「ちかちか」こと「安済知佳 いちかばちか」を聴きながら、なにげなくへその創をみてみたら、なんかがっつり縫われていた。ボタンみたいに糸が見えていて、手縫い感に溢れていた。しかもなんかちょっと出血している。これは抜糸あるやつか、と怯える。


導尿カテーテルで失われていた感覚も、だんだん戻ってきていた。
そして排尿時の鈍痛に怯える。
→次回の診察時までにおさまったので、なんともなかったけど、たまに炎症起こしている場合もあるので、続いていたら診察時に申告しましょう…。

やばい、膀胱炎かもしれん。
進行すると血尿出るんだよなー(小学生の頃やった)
導尿カテーテル入れてたから気をつけていたんだが、感覚がしばらく麻痺してたし、腹の傷と中身の方が痛くて分からなかった
次の診察日に申告しよう…。

なお男性の導尿カテーテルと膀胱炎は、それはもうたいへんらしいな…。
#女性は男性より尿道がはるかに短く、子宮があるために膀胱も小さいので、膀胱炎になりやすく、トイレも近い。
by 蟹ペン族 2018/09/27 15:41:29

地味で地道な子宮全摘ー術後4日目

さて退院当日である。基本的には午前中退院となるのでお昼ごはんは出ません。

退院の時間はだいたい11時頃らしいが、10時過ぎでもよいらしい。
ナースステーションに必ず声をかけるように言われる。

おはようございます。
退院準備完了。手続きは全部済んでるので、もう帰ってもいいんだけど、痛み止めを飲み忘れていたので、効いてきてから帰ります…。
by 蟹ペン族 2018/09/23 9:12:15

なので、着替えてからしばらく横になって痛みがおさまるのを待っていた。

退院時にロキソニンを出して貰うこともできるのだけど、このとき遠慮してあまり数を出して貰わなかったので、退院後に状態が悪くなったときすごく後悔した。
1日3錠、次の診察日までの分をここで貰っておいた方がいい。

しばらくして、確か10時半くらいに、荷物をまとめてナースステーションに声をかけた。
ほんとうにお世話になりました。わたしゃなにも頑張らないで痛がったりうろうろしたりしていただけだったよ。
休日なのでタクシーが近くにいなくて、少し歩いて大きい通りでタクシーを拾って帰る。
ちょっと歩くだけでも傷にひびく。

無事退院してきた。
ねずみも無事だったが餌入れが無事じゃなかった。貴様、また餌入れにしっこしおって!
とりあえず、近所のいつものコンビニに行って、品揃えが概ね元に戻ってるのを確認して、お昼を食べて休憩中。やっぱり腹の傷がちょっと痛む。
右下の、骨盤の付け根のところの傷は、大きい機械を入れたからちょっと傷が大きいとのこと。
簡単にいうと、へそを切開して腹腔鏡(内視鏡)を入れ、その周りの任意の位置を切開してマニュピレーターを入れて、腹腔鏡で確認しながら患部をさくさく切って取り出す。取り出し口は場合によるのだけど、私の場合はこの右下にしたのかな。
通常の子宮の重さが約50gなのに対して、私は150gあったそうなので、約3倍。kg単位でなくて良かったよ…。
子宮筋腫も子宮腺筋症もあちこちにあったようなので、大きくなくても症状は重かっただろう、と。子宮筋腫だと、kg単位で育ててしまっても無症状だったりするそうだからな。ひい。
「重い物を持つ、自転車に乗るなどの動作は、お腹に力が入るものです。1ヶ月くらいは避けましょう」
1ヶ月経ったら自転車の今シーズンが終わるがな。
by 蟹ペン族 2018/09/23 12:49:10

術式はきちんと読みましょう私。同意書に思いっきり書いてある。切除した組織は膣経由で出した。
トイレに行ったとき、なんだか染みるなと思ってたのだけど、器具あててた痕なんだろうな。


ねずみが回し車を回している。日常だ…。
by 蟹ペン族 2018/09/23 21:00:36

あとは、スマホで編集できなかったTogetterまとめを一気に更新かけて、ややぐったりしつつ、早めに寝る。

地味で地道な子宮全摘ー術後3日目

おはようございます。
採血から始まる朝です。嫌でも目が覚めるわ。
by 蟹ペン族 2018/09/22 7:15:40

という訳で、朝まだぼーっとしている時間から採血された。これは確か左手から取ったはず。
手術のときとそれ以降の点滴のライン以外は、術前検査も含めて左手の甲や左手首から採血や注射をされたので、まさに黒ひげ危機一髪状態になっていた。

この日は退院前日なので、色々やることがある。

  • 点滴していた抗生剤が点滴から食後の内服(3日間)に変わるので、忘れないように飲む
  • 手術創の上に貼っていた絆創膏をはがす
  • 回診時に傷の状態をみて、OKが出れば、シャワーを浴びられる(入浴はまだ不可)
  • 退院前の診察を受ける
  • 医師から手術の経過と、退院後の生活についての説明を受ける

とはいえ、もうだいぶん回復していて、これらのために呼ばれたり処置されたりする以外は放し飼い状態なので、わりかし自由に過ごす。

絆創膏を貼っていた箇所は、上から脱脂綿をあてて押さえていたのをはがすのだけど、手術創自体はテープで貼って押さえてある。さらに創自体は溶ける糸で縫ってある。
テープは、自分ではがさないで、自然にはがれるのを待つよう言われるのだが、さながらかさぶたを「はがすなよ、絶対はがすなよ」状態で、かなり葛藤する。

抗生剤は日に3回、食後服用なのを、朝夕と勘違いして昼の分を飲み忘れていたのを看護師さんに教えてもらって慌てて飲む。

回診でOKが出たので、午後シャワー室の予約を入れた。

退院前の診察は、要するに内診なので、若干痛い。手術のダメージが残っていたのだと思う。これもとくに問題なくクリア。

診察のあと、経過と退院後の生活について説明されるが、医師のOKが出るまで入浴してはいけないことと、性交渉は当分不可と言われる。
「男の人と関係を持ってはいけない」という風に言われたが、女性ならいいのかということではなく、手術で切断した膣の断端を縫ったところが破けるといけないので、相手の性別にかかわりなく、そういうことはダメ。
まあどのみち、手術創が痛くてしばらくは到底それどころではないが。

アルテイシアさんのブログだと3か月は不可、となってたが、私のかかってた病院だとだいたい2ヶ月と言われたので、どういう差なんだろう。
開腹と腹腔鏡下手術で差があるのかもしれない。

tofufu.me
私はカッパ先生に気になることは何でも聞いていた。手術前の診察で「術後3ヶ月は性交渉を控えてください」と言われた時も

アル「それは性器の挿入という意味ですよね?」

カッパ「はい、そうです」

アル「クリトリスの愛撫やマスターベーションはオッケーですよね?」

カッパ「それはもちろん大丈夫」

ときちんと答えてくれた。

しかし、手術後も体内の膣断端からは出血が続いているので、自慰をすると、多分血も出てくるので気を付けましょう…。

あと、次回の診察の予約をこのときした。術後一週間後だったが…たいへんに辛かった…。

さてOKが出たので、ようやくシャワーを浴びる。
剥がれかけて気になっていた左下のテープがこのとき剥がれた。
なんか糸出てますけど……。
0.5mmほどだろうか、ほんのちょっとだけど、明らかに糸とわかるものが創から出てる。
この糸は、もし出ていても、放置しなくてはならない。
私のように、のちのち気にして、うっかり毛抜きで抜いて腫れ上がったりしないよう気を付けないと。
多分溶ける糸なので、そのうちなくなる。
この糸はうっかり出ちゃったものだったようで、右の2つは糸が出ていなかった。

あとは痛み止めを飲んだり、退院するのが休日なので出口を確認したり(時間外や休日は防災センター横の出口から出る)、またちまちまとネットをしたりして過ごした。

地味で地道な子宮全摘ー術後2日目

おはようございます。
冗談のように回復中。医学の進歩ってすごい。
手術の翌日から常食だったのですが、もう普通に食べられるし、昨日の午後はあずきバーも食べました。
by 蟹ペン族 2018/09/21 8:54:58

術後2日目は、かなり動けるようになっていた。
点滴を4本打ったら点滴セットとはサヨナラできるので、トイレに通いつつじっと待つ。
ガスが出るようにはなったが、今度は出過ぎて困る。
術後は腸の働きが落ちるため、消化が悪くなってガスが出やすくなるようだ。

痛み止めをお願いしたら、点滴ではなく、ロキソニンの錠剤をくれた。だいぶん良くなってきてるようだ。

ロキソニンは、1回飲むと、次は数時間間隔を空けないと飲めない。
市販薬だと4時間以上になっているようだが、病院で出されたものは確か6時間くらい空けるよう言われたと思う。なので、寝る前に痛み止めが飲みたくても、午後飲んでると間隔を空けきれなくなるので、昼食後に1錠貰っておけば、夕食後に1錠飲めるので多分丁度いいと思う。
この日は午後2時か3時くらいに貰ったので、夜の分が飲めるようになるまで少し時間がかかった。

そうだ、忘れていたけれど、退院前に病衣の精算をしてしまいたかったので、入院会計の受付で確認してきた。
会計は医事がやってる平日しか精算できないそうなので、とりあえずたいした額ではない病衣の分はこの日のうちにやっちゃおうと、医事とナースステーションに行って、精算を済ませる。

さて、点滴台を連れ、財布を持って、一階のコンビニに遠征し、雪見だいふくを買ってきてデイルームで食べる。点滴台を連れた状態で財布を持つのが大変なので、ウエストポーチか何かあれば良かったかなと思った。
震災で冷凍ものは店から姿を消していて、アイスもずっと食べられなくて、入院前日辺りにようやく肉とアイスと一部の冷凍食品が回復して、入院前にアイスが食べられたので、外はここまで回復してるのだなと思った。

デイルームはとても見晴らしが良かったが、当方高所恐怖症につき、窓際には決して近付かず、下を観ずに、遠くの山を見ていた。
また手を上に挙げたり、ちょろちょろ動き回ったせいで、点滴が遅くなったり、血が吸い出されてしまったりして、4本落とすのに時間がかかってしまったが、夕食前に無事に終了。
点滴の針を抜いて貰い、点滴台ともこれで縁が切れる。

ようやく点滴終了。手術日6本+痛み止め数本、昨日5本、今日4本、留置針抜去。
明日からは抗生剤を内服にして、診察を受けて、経過が良ければシャワー可。順調なら明後日退院。実は単純な直線距離なら割と近いので、大人しくタクシーで帰る。
地下鉄だと遠回りしなくてはならない上に、駅から結構歩くのだ。
またロキソニンを貰ったので割と楽だが、動くと、腹の右下の傷がやっぱりちょっと痛む。
それ以外は調子が良い。鉄剤をいつ止めるか確認してみなくては。
by 蟹ペン族 2018/09/21 17:38:41

術式として、

  • へそ切開→腹腔鏡挿入
  • 腹の左下と右上を5mm切開(体表部はもっと切ってるけど)→鉗子とか挿入して押さえたりなんだり
  • 腹の右下を12mm切開(体表部は2~3cmくらい切られてる)→マニピュレータを挿入して、これで組織の切開や縫合を行う

というふうになっていたらしい。
他の傷はそんなでもないけれど、この右下の傷が痛くて、起き上がったり横になったりするとき、とくに痛むので、ここをかばうようにして動かないと怖かった。

あとは、本を読んだりネットやったりまたコンビニに行ったりして、穏便に術後2日目を過ごす。
そうそう、忘れていたが、念の為持っていたナプキンがこの日できれてしまったので、売店で買ってつけていたのだった。
たいした量ではないが、なにしろ血なので、そのままだと洗濯がたいへん。
パンティーライナーで充分カバー可能な量なので、まめに換えることだけ気にしていればよいかと思う。どっちもないと色々面倒だし、これは説明から漏れていたので、入院時に用意しておいたほうがいいもの。

Twilogで読み返すと、術前も、術後も結構ぎりぎりな感じでTogetterまとめは更新していた。

この日は確か、遅くまで起きていて、普段の習慣であるTwitterの自分用リスト巡回をしていたので、こんなことも書いていた。

地味で地道な子宮全摘ー術後1日目

翌朝、6時が日勤と夜勤の交代時間で、そこで担当看護師さんが交代の挨拶をしに来るので、それでやっと午前6時になったことを知る。長かった…。
導尿カテーテルで出している尿を看護助手さんが回収していった。
カテーテルの感触は、全くなかった。痛みもないので良かったが、どうなってるんだろう。感覚が全くわからない。

そうして術後1日目から全食(おかゆでなく普通のごはん。メニューもフル)なのよな…。鬼か。いきなり全食食べて大丈夫だろうかと心配になる。
朝の給食は午前8時頃なのだが、導尿カテーテルに繋がれてて動けないので、朝食を看護助手さんが運んできてくれた。
そうっと体を起こして、なんとか起き上がる。
ちょうど地震の2週間後くらいで、流通していなかった納豆と牛乳が出てきて、ようやく流通が落ち着いてきたことを感じる。
さて食事。しかし右手には点滴がざっくり刺さっている。左手でなんとか食べようとしたが、やっぱり無理で、びくびくしながら右手で食べた。
一品だけ残したが、少し時間をかけて完食。ようやく朝の薬を飲む。

朝の回診で、先生が様子を見に来るが、この頃にはだいぶん落ち着いていたので、大丈夫なのを確認されただけで、とくにお腹の傷をチェックしたりはしなかった。
夜間に点滴で痛み止めを何度も追加してもらったので、その分尿量が増していた。

術後1日目は点滴を5本打たれるが、例によってまだ傷が痛むので、痛み止めを追加してもらう。

もう吐き気はなかったけれど、痛いことは痛い。また、膝を立てたり脚を伸ばしたりを繰り返して、点滴とカテーテルにつながれたまま横になっていた。
11時頃、立って歩けるかどうかを確認する。起き上がったときに心電図モニターが取れそうになったけど、もう大丈夫だろうということで取り外し、ベッドを降りてみた。
余裕で歩けたので、普通の病衣に着替え、パンツを履き、出血を吸い取るのにナプキンを着け、導尿カテーテルを抜いてもらったが、血混じりの尿が少し漏れたので、シーツを交換してもらうことに。

あとは点滴だけに繋がれてるだけなので、晴れて自由の身。
点滴台は高知で倒れて入院したときに3日間連れ回した経験があるので、割と慣れていた。
腕時計を着け、頓服で出して貰ったワイパックスを飲み、トイレに行ってみた。
カテーテルの影響で、排尿の感覚が全然なくなっているが、出ることは出る。ただ、止める感覚がなくなってる。これはだんだん回復してくる。

時々看護師さんが点滴を交換していく。点滴をたくさん入れて、常に水分が体内に入ってくるので、何回もトイレに行くことになる。同室の人とトイレの奪い合い状態になったりする。

さて点滴台だけになっても、やっぱり腹の傷が痛いので、あまり動けなくて、しばらくはちょっと動いてはすぐ横になる。
また痛み止めをお願いしてみたら、点滴でなくて錠剤のロキソニンを出してくれたので、痛みは収まりつつあるのかなと思う。
髪をほどいたままだったので、結んだら手の方が点滴より上に来て、血が管に吸い出されてしまったので、慌てて手を下げる。これはあと2回くらいやった。ほんとはナースコール案件。

というようなことをしていたのだが、向いにあたるベッドに日帰り入院らしい若い患者さんが来た。それだけならいいんだが、彼氏と思しき人が付き添っていて、ずっとしゃべってる。
カーテンをしているとはいえ、こっちはカテーテル抜いてもらったり着替えたりしているので、男性にはいてほしくない。第一、長話するならデイルームに行くこと、となっているのだが。結構いらっとする。

あとは貴重品入れの鍵だが、手術から戻って来たときに返してもらったような気がしていたのに、どこにもない。
と思ったら、預けた看護師さんがまだ持ってた。
点滴の刺さった右手に鍵のついたバンドをかけてもらった覚えがあったのだけど、あれは幻か…?

とりあえず鍵が戻ってきて、貴重品入れが開けられるようになったので、財布とスマホゲット。


無事手術終了。痛いの痛くないのって。でもアルテイシアさんのブログ記事とかとだいぶん違ってて、色々楽だった。喉が痛いとか、痛み止めをどんなけ入れても
「効かぬ…効かぬのだ……」って、ラオウみたいになるって書いてたけど、つらかったら随時追加してもらって、だんだん楽になっていった。術後1日目にしてだいぶん楽。いやまあ痛いけども。
ようやく痛み止めが点滴でなく内服のロキソニンに変わったので、あとはこれでいって、辛い場合は違う種類のを追加してもらって、どんどん動くようにすると回復が早い、という方針だそうだ。
もっとも現在はロキソニンの効き目待ちで、腹が痛いので立ち膝でベッドにごろ寝状態。
初日は、お昼ごはんが届きましたという放送と同じ口調でコード・ブルーが出ていたので、落ち着いた戦場といった雰囲気。
急性期の病院なので長患いのひとはいなくて、だいたい点滴を連れて歩いてる。私も昨日から数日先まで点滴を連れて歩く。
手術室の看護師さんがしくって、左手でラインが取れなかったので、点滴針が刺さった右手でこれを打っている。ごはんも点滴の管とともに。早く取れないかな。
by 蟹ペン族 2018/09/20 14:46:09

なおワイパックスゲット。昨夜はばたばたしていてほとんど眠れなかったが、しんどくててんぱったときにとりあえず一錠。
今日も一錠。
隣のベッドのいちゃついてたカップルが、手術が済んで戻ってきて男の方がびびってる。
てか、着替えがあったりカテーテル抜去があったりするのでよその男はうろうろすんなといいたい。ここは戦場だ。
窓側のベッドのお年寄りは、病名は何だろうと思ってたら子宮脱だった。ハムスターがよくかかるやつだ(ハムスターで覚えるな)。
by 蟹ペン族 2018/09/20 15:00:51

また、元々便秘気味の上に、抗うつ剤(副作用:便秘)と鉄剤(副作用:便秘&便が真っ黒になる)を飲んでいるため、便が全く出ない。
緩下剤として普段から酸化マグネシウムを飲んでるので、看護師さんとも相談したら、極量は私が飲んでる量の倍以上らしい。余ってることだし、追加で飲んで様子を見る。
逆に下す人もいるので、割と個人差があるようだ。

腸は弱い器官で、開腹しなくても、腹腔鏡手術でもすぐ止まっちゃうので、良くなって動き出したかどうかを判断するのにガスが出たかどうかでチェックするのだけど、私は術後1日目はてんでダメだった。食事はできていたし、腸自体は動いていたので、こちらもしばし様子見。

シャワーが浴びられないので、身体を絞ったタオルで拭く。背中は看護師さんが拭いてくれて、前は自分で拭くので、お腹の傷の場所が見られるが、なんか怖くてあまり見られなかった。

とりあえず病棟のフロアを一周してみようとしたら、東側は小児病棟で、関係者以外立ち入り禁止区域になっていた。ああ、無菌室があるのかな…。
NICUもあったけど、こちらも関係者以外立ち入り禁止だったので、ドラマみたいにオープンに見える場所ではないらしい。

デイルームを覗いて、自販機があることを知る。落ち着いたら、キャラメルラテを飲んでやる。
病室に戻ったら、もうだいぶん疲れてるし腹の傷が痛いしで、しばらくは大人しく横になる。

1階の売店あずきバーを買ってデイルームで食べたのはこの日だったかな。
ずっと、地震で冷凍のものが払底していたから、アイスが食べられる幸せを噛みしめていた。
とはいえ、乳製品はまだ少なかったし、棚もフルではなかったけど。

点滴は5本終わったら本体の管を外して、人間に繋がってるバルブのようなものごと丸めてテープで固定し、ネットを被せる。ので、夕食は割と楽に食べられた。

この日はちまちまネットやって、更新できてなかったTogetterまとめを更新し、穏便に寝る。

地味で地道な子宮全摘ー手術当日

おはようございます。
昨夜は同室の人のいびきと処置であまり良く眠れませんでした。
手術でぐっすり寝てやる。
by 蟹ペン族 2018/09/19 7:50:31

という訳で、睡眠不足で迎えた当日の朝。
禁食なので朝は暇。
あ、いや、朝浣腸がある。私は8時頃に浣腸を受けた。
以前ストレス性胃腸炎をやったときとかで数回受けていたのであまり抵抗はなかったし、そんなにしんどくはなかった。初めて受けるひとは、何をされるか怯えるかもだが、そんなにすごいことはしないし、別に痛くはない。ただ、出すまで2,3分待つよう言われるので、トイレに移動して待ってから出す。

水分を摂っていいのは10:30までで、飲んでいいのは水、お茶、ブラックコーヒー、スポーツドリンク。
手術は12:30からだった。時間によって水分の摂取可能な時間は変わる。多分手術の2時間前まで。

あと、手術中や術後すぐは床ずれしてしまうため、背中に保湿剤を塗るよう言われる。大抵病棟にクリームがあるので、お願いして背中に塗ってもらう。

手術にかかる時間は3時間、準備と麻酔から醒めるまでの時間を含めると4時間という説明を受けていた。

手術までは暇。
術後は点滴と導尿カテーテルで身動きが取れなくなるのがわかっていたので、床頭台に19日と20日の分の薬を薬袋に入れて置いておいた。これで手が届く、だろう。多分。
あと、水を入れたペットボトルも。

あとはまたTogetterまとめを整理したりTwitterしたり。

ラミナリアを入れる処置を受けていなければ、この間にシャワーを浴びる。

さて12時前。
床頭台の中に貴重品入れがあるので、ここに財布、通帳と一緒にスマホと時計も入れて鍵をかけた。
12:20頃にこの日の担当看護師さん(毎日、昼/夜で交代になる)が迎えに来た。
「弾性ストッキングははきましたか?」
「いえ、まだはいてません」すみません。はきました。本来なら12:10頃にはいてよい。

貴重品入れの鍵は看護師さんに預け、手術用の病衣一式とともに手術室に歩いて移動する。
私は手ぶらで、看護師さんは術後に私が乗って帰ってくる予定のストレッチャーを連れて。

手術室は別フロアにあった。
大きい病院で、最初の処置室みたいなところと実際に手術を受ける手術室が別になっている。
まず処置室と思しきところに通されて、ここで手術室担当の看護師さんと交代する。
処置室は多分6つあった。私は5番と書かれたところに通されたと思う。

取違えのないよう、生年月日と姓名と、手術内容の確認をされる。
それから手術用の後ろ開きの服に着替える。看護師さんが着替えさせてくれる。
あと、帽子をかぶる。ので、髪が長い人も、髪はほどいておいて、この帽子に入れるようにした方がいい。結んだままだと、術後に結び目が頭にあたるし、ほどくのもひと苦労する。
そのあとストレッチャーに乗って、手術で使うことになる点滴のラインを取るわけなのだが、基本的には利き手の逆の手の甲から取るらしい。
のだけど。
点滴の針がめちゃくちゃ痛い。針で並縫いしてるんじゃないかと思うくらいに痛い。
いや、これはきっと手術だから何か特別な針とかで、痛いのは仕方がないのだと我慢していたら、ラインを確認していた看護師さんが、
「あ、入ってないですね…」
血管外して刺したらそりゃ痛いわ!
ということで、右手の甲から入れることに。痛かったけど、あっさり通った。

そんなことをしている間に、カーテン越しに他の処置室で、姓名と生年月日と手術内容を確認されている声が聞こえてきたので、ほんとうに手術がたて混んでるのだな…。
今思えば、地震の影響で中止されてた手術もあったはずなので、その影響もあったのかもしれない。

それから、処置室と同じ番号の書かれた手術室に移動。流れ作業である。
無影灯は、ドラマでよく見るようなライトがたくさんついているようなものではなくて、全面が光っていた。LED照明なのかな。
主治医の先生と麻酔科医の先生と看護師さんが待っていて、挨拶。
脊椎麻酔がある場合は、ここで背中から麻酔注射をされるらしい。とても痛いらしい。全身麻酔で良かった。

点滴のラインから麻酔薬が入れられる。
マスクをかぶせられ、「はい、吸いこんで…」と言われて、数回、深く呼吸をしたのは覚えている。

「……手術終わりましたよ!」
という声で目を覚ますまで、体感時間5分。ほんとうに全然時間の経過を感じなかった。
普通の睡眠であれば、薬で眠ってもなんとなく時間の経過は覚えているものだが、このときは何にも感じなかった。
このあと1,2時間くらいのことはあまりよく覚えていない。多分、薬の影響で麻酔が醒め切っていなかったせいもあるのだろう。あと、後日調べたところでは、酒が弱い人は麻酔がかかりやすく醒めづらいという記述もあった。ほんとかな。

寝てる間に着替えさせてくれるらしく、着替えた服とはまた別の、術後用の着物のような長い病衣を着ていて、ナプキンをつけたT字帯をつけられている。あと、酸素マスクと心電図モニターと、導尿カテーテルがつけられている。
が、この辺は麻酔から醒めたばかりで、とても記憶が曖昧だ。

ストレッチャーで病室に戻り、ベッドに移って、点滴をつながれる。手術当日は抗生剤他を合計6本、代わる代わる打たれる。
実際にはこの間、ある程度麻酔が醒めるまでは壁面の酸素ボンベにつながれた酸素マスクをしばらくしているらしいのだが、覚えている頃には酸素マスクはもうしていなくって、心電図モニターがついているのにはあとで気が付いた。
むくみがひどい人は、ここで弾性ストッキングではなく、脚を圧迫して血流を良くする機械をつける。私は付けなかったが、付けると、これで動きを封じられるので辛いらしい。

このあと麻酔が切れ始めてからが大変だった。とにかく術創が痛い。あとなんかよくわからないところが痛い。内臓1つ+卵管二本取ったのだから痛いに決まっている。
カテーテルはあまり気にならなかった。他の傷が痛くてそれどころではなかった。
喉が痛いとブログ記事を読んでいたけど、やや痰がからむかな、という程度で、痛くはなかった。

点滴で痛み止めも入れていたようなのだが、それでも痛くて、結局痛み止めの点滴は翌朝までに3回入れてもらった。
吐き気がして気持ち悪くて、かなりしんどい。吐き気は麻酔の影響で起こるそうだ。

また、置き時計がなかったので、気になったら看護師さんに訊いた方が良い。
訊かなかったので、朝が永遠に遠く感じた。小さい置き時計を床頭台に置いておくといいかも。
でも秒針の音も結構気になるので、音のしないタイプのがよいかも。

多分19時頃に、主治医の先生が来て、少量なら水分を摂ってよいことと、夕方飲んでいる薬を飲んでよいことを伝えられた。

ついでに、あまりに苦しかったので、例のワイパックスを出してもらう。
朝食後の抗うつ剤イフェクサー)や夕食後の気分安定剤デパケン)は、飲めば1日効く徐放剤だし、2,3日くらいはとばしてもあまり影響はないが、抗不安剤ワイパックス)はすぐに効くし、相当にしんどかったので、できるなら飲んでおきたかった。
のだが、デパケンワイパックスを飲んでしばらくして吐き気がして吐いてしまった。まあ、禁食からの服薬だったので、仕方ないかも。デパケンは大きい錠剤だしな…。
術後に吐くのはどうやら普通らしく、ちゃんとトレイを用意してくれていた。
看護師さん曰く、ワイパックスが溶けて吸収されるには充分な時間が経っていたから、多分大丈夫、とのこと。

やたらと胸が苦しくなったり吐き気がしたりして苦しむ。
確かに前日、麻酔医の先生からの説明で、精神科の薬を飲んでる人は、麻酔が残りやすい、なかなか醒めきらない、というようなことを言われていたのだが、どうやらそれにもろに該当してしまったらしく、気持ち悪さがずっと続いていたので、看護師さんがしばらくついてくれて、深夜になって落ち着いてからも、ちょくちょく様子を見にきてくれた。
麻酔が残ってると吐き気がしやすいらしい。

苦しかったり、痛みが強くなったり、体勢を変えたいとか、何かあったら迷わずナースコールを押すよう言われる。最初、押すのに迷うが、押さない方が看護師さんは結果的に仕事が増えるので、大人しく押す。
脚を挙げると楽になるようだったので、お願いしてクッションを脚の下に入れてもらった。
脚をクッションにのせて挙げたり、下ろしたりしてると少し楽になった。また、膝を立てると、お腹の皮膚が少し弛緩して楽になるので、膝を立てるのと、クッションに挙げるのを繰り返していた。

時々看護師さんがお腹の傷とT字帯の様子を見に来る。あとで確認したが、下から結構出血していた。切除した子宮と卵管を、膣経由で出して、膣の子宮との接合部を縫うので、縫ったところが出血するし、引っ張り出したときの体内の血も膣内に残るらしい。

この辺になると、腰も痛くなって結構つらくなる。
夕食後の薬を飲んで吐いていたので、寝る前の眠剤も飲むのを止めておいた。

ので、ちょっとうとうとしてきたら、同室の人のいびきで目が覚める。私もいびきをかいていたのだろうかと、しばらく気になる。
手術中の気管への挿管で、喉がいがらっぽくなるので、いびきはかきやすくなるかもしれん。
何故か同室の人は、みんないびきをかく人ばかりだったので、入院期間中を通じて、なかなか眠れなかった。
前日は同室の人が術後だったのと、脚を圧迫する機械の音と、その人のいびきであまりよく眠れなかったのだが、この日も、うとうとしながら、時々痛み止めを追加してもらったり、気持ち悪くなって脚の位置を変えたりで、ほぼ眠れず。ひたすら夜明けを待った。

地味で地道な子宮全摘ー入院前

さて入院直前。

手術に必要なので用意するよう指定があったのは、

T字帯は術前検査のときに病院の売店で購入。大きい病院なら売店にあるので、自分が入院する病院にもしT字帯がなかったら、売ってそうな病院に行ってみるか、あとは薬局やドラッグストアなどだとあるかも。

手術後も出血は続くため、用意するナプキン1つでは退院するまでは足りない。
そんなに量はないので、パンティーライナーを10-20個位持って行く必要がある。
術後1日目、導尿カテーテルが抜けてから使う運命が待っているので、術後日数×4くらいあると安心かと。

あとは、

  • パジャマ(病院貸与の病衣を着ないで自分のパジャマを着たい場合)
  • スリッパやサンダル等
  • はし、フォーク、スプーンなどのカトラリー類
    (病院によって差があると思う。私が入院した病院では必要だった)
  • お薬手帳
    (通院している人や、服用している薬がある人。ないと料金が発生する。持ってない人は申告する。小さいメモ帳を使っている)
  • 服用している薬がある人は日数分持って行く。
    原則、入院中は他の病院に薬を出して貰いにゆくことができないので、予めかかってる病院で間に合うだけ出してもらう。

薬については、地震のあとだったのでこれで通院先ともめた。
次回通院日は、退院後2週間にして、薬を4週間分出して欲しかった。
退院後1週間は、どれくらい活動できるかわからなかったので、その分も見越して言ったのだけど、地震後で薬が制限されるから3週間分しか出さない、退院後1週間も空けてみてやってるんだから我慢しろ、の一点張り。頓服で出して貰ってるワイパックスも多めに出してもらいたかったのだけど前述の通り。
ワイパックスは基本的にどこの病院でもありますから、そこで出してもらってください」
なら今回出して貰っても流通分に影響はないのでは。

手術後飲みたかったのだけど当然のように足りなくて、看護師さんにお願いして出して貰ったが、それだけでも手間と時間がかかってる。それに精神科で出してもらえば自立支援が効くが、入院中に追加してもらうと自立支援の適用範囲外になるため、薬代が余計にかかるので、通院先の先生をスリッパではたいてでも薬は入院前に確保した方がいい。

退院後一発目の通院日で、予想通りお腹が痛く、完全に弱っている状態で痛み止めを飲んでなんとかたどり着いて、「手術からまだ10日しか経ってないので」と言ったら、自分の言ったことを忘れたのか、「そうだよね、痛いよね」
モンキーレンチではたくぞ。
なので、普通は退院後1週間は極力活動を避け、次の通院日が退院後2週間以降くらいになるよう調整した方がいい。

ただ、地震などの自然災害で流通に影響が出て、服薬している薬がある場合に一番怖いのがこれなので、タイミングはある程度運任せな部分もある。できるなら入院直前に薬を入手できたほうがいい。

具体的にはこんな風にキレていた。

今の病院の先生は男なんだが、どうも婦人科にかなり暗いような気がする…。
数年通って、症状の悪化を訴えてもSSRIを増やしただけで(実際にはその間に子宮腺筋症が進んでいた訳だが)、婦人科の受診を勧められたりはしなかった。
現在、市内で薬の流通制限がかかっているとかで、前回は4週間分出すと言ってたのが、3週間分しか出せない、退院から1週間みてるんだからそれで充分、頓服のワイパックスは増やさない、の一点張りだったんだが、23日に退院できるとは誰も言っていない。何らかのトラブルがあったら開腹手術になるし、そうしたら入院期間は延びる。
婦人科というか、生理なめてやせんか?という言動は元々多かったんだが、手術なめてやせんか…?節電と余震の危険のある状況下で入院して手術するんだぞ?
身体科の精神科への偏見はかなりのものがあるのだけど、精神科の身体科軽視も大概なもんだな…。
いわく、どの病院にもワイパックスはありますから、言えば出して貰えますから、だとさ。
出して貰えなかったら、病院から電話して小一時間苦情を申し立てるぞ。電話再診取られても構わん。
by 蟹ペン族 2018/09/11 17:07:26

入院日、渡した薬がなかなか返してもらえないので、入院日の昼と夕方の分はよけておいた方がいいのと、手術日と術後1日目はあまり身動きが取れないので、薬を小分けにして、まとめて薬袋に入れておいた。手術前にこれを床頭台の上に置いておいて、術後1日目まではすぐ出せるようにしておいた。

それと、飴、キャラメル等、何か喉に良いもの。
全体的に処置が良く、技術の高い病院だったので、結局私は問題なかったのだけど、手術中に呼吸を維持するために気管挿管をされるので、それが術後も数日痛む、という記事を複数見た。
大丈夫かどうかは術後になってみないとわからないので、用意しておいた方がいい。

あとは普通にお泊り用品というか、着替えや歯ブラシ、タオル、シャンプー・リンス、石鹸、時間潰しに本など。
入院したらまたたくさん書類が待っているので、ボールペンなどの筆記用具。
入院までに貰った書類で必要なもの全部。
術前検査の書類は、もう終わってて必要ないから持って行かない。

あと、入院中必要になるので、リップクリーム。必須。理由は後ほどわかる。事前には何も言われないので、たまたま持っていて助かった。DHCのを愛用中。

(追記。数日は点滴台を連れて歩き回ることになるので、ウエストポーチがあると便利。片手が塞がるので、買い物や水分の買い出しに財布を入れて動けると楽だろうなと思った)

あとは普段使っているほぼ日手帳(カズン)を持っていった。診察券やら自立支援の受給者証やらが入れてあって、これ持って逃げればなんとかなる、という代物なので。
地震のあとで、何があるかわからなかったので、うちから通帳・印鑑も持って出た。
あと当然だが現金。入院費用は、病衣も含めて後日会計ができるが、後日、会計のためだけに行くのが面倒だったので、入院中に会計手続きをしてもらった。

それと、ToDoなどを書いておくために、百均で小さいホワイトボードを買った。これは便利だった。
毎日、その日の予定(点滴何本とか採血予定とか)を書いておいて、終わったら消す。
あと、看護師さんや先生への確認事項やシャワーの時間などを書いておいていた。

入院前日はこんなん。

y2naranja.hatenablog.com

入院前日

  • おへそをオリーブオイルで掃除する
  • 下の毛をはさみで切る。1cm以下とのこと

これは事前に渡されていた資料に指示されていた。

へそを掃除するのは、ここを切開して腹腔鏡を入れるため、汚れていると感染症を起こしてしまう可能性があるため。他のところはお腹の普通の表面を4-5か所切開するので、消毒がしやすいが、へそは入り組んでいるので、事前にへそのごまなんかは取っておくようにということ。

下の毛をはさみで切るのは、術野に含まれているので、これも衛生管理のため。全部ではなくて、お腹側の上から股間まで。カミソリでは皮膚を傷つけてしまうため、はさみで地道にざくざく切った。普通のはさみでざっと切ってから、小さいはさみで1cm以下になるようさらに切った。
でも一番上の方がどうしてもうまく切れずに長く残ってしまい、入院日にチェックされて、肌を傷つけない専用のシェーバーで刈られたので、その辺はとくに、小さいはさみでちまちま切るとよいかと。

それからねずみの餌と水を、実験通りに充分な量を入れた。

とりあえず13日に書いた記事が、今頃役に立っている。
4日後に私を待ち受けていること
https://y2naranja.hatenablog.com/entry/20180913/1536832547
オリーブオイルは、日本薬局方のを買ってきた。お風呂上がりに全然汗が引かず、落ち着くのを待ってへそ掃除実施。
ほとんど、オリーブオイルを塗るだけで終わった。毛を切る方が大変だった。ちょっと皮膚を切ってしまった。まあすぐふさがるでしょう。
明日は何もないはずなので、とりあえず自分のベッドの巣作りをして、手術後に必要になる衣類と薬と水をセッティングして、21時消灯だけど隠れてラジオ聴いて、それから本当に寝るはず。
明日の経過ははてブロに書くけど、明後日は多分痛みでのたうち回ってると思うので、20日にまとめて書こう。
by 蟹ペン族 2018/09/18 1:27:24

→消灯は21時半だったのと、消灯以降も、他の人の妨げにならなければ、起きていても大丈夫だった。

入院当日、ねずみの飼育ケースという名の衣装ケースに複数のトイレとトイレ砂を設置。

そして、また地震で停電が発生したときに備えてブレーカーを落として、家を出た。