地味で地道な子宮全摘ー術後3日目
おはようございます。
採血から始まる朝です。嫌でも目が覚めるわ。
by 蟹ペン族 2018/09/22 7:15:40
という訳で、朝まだぼーっとしている時間から採血された。これは確か左手から取ったはず。
手術のときとそれ以降の点滴のライン以外は、術前検査も含めて左手の甲や左手首から採血や注射をされたので、まさに黒ひげ危機一髪状態になっていた。
この日は退院前日なので、色々やることがある。
- 点滴していた抗生剤が点滴から食後の内服(3日間)に変わるので、忘れないように飲む
- 手術創の上に貼っていた絆創膏をはがす
- 回診時に傷の状態をみて、OKが出れば、シャワーを浴びられる(入浴はまだ不可)
- 退院前の診察を受ける
- 医師から手術の経過と、退院後の生活についての説明を受ける
とはいえ、もうだいぶん回復していて、これらのために呼ばれたり処置されたりする以外は放し飼い状態なので、わりかし自由に過ごす。
絆創膏を貼っていた箇所は、上から脱脂綿をあてて押さえていたのをはがすのだけど、手術創自体はテープで貼って押さえてある。さらに創自体は溶ける糸で縫ってある。
テープは、自分ではがさないで、自然にはがれるのを待つよう言われるのだが、さながらかさぶたを「はがすなよ、絶対はがすなよ」状態で、かなり葛藤する。
抗生剤は日に3回、食後服用なのを、朝夕と勘違いして昼の分を飲み忘れていたのを看護師さんに教えてもらって慌てて飲む。
回診でOKが出たので、午後シャワー室の予約を入れた。
退院前の診察は、要するに内診なので、若干痛い。手術のダメージが残っていたのだと思う。これもとくに問題なくクリア。
診察のあと、経過と退院後の生活について説明されるが、医師のOKが出るまで入浴してはいけないことと、性交渉は当分不可と言われる。
「男の人と関係を持ってはいけない」という風に言われたが、女性ならいいのかということではなく、手術で切断した膣の断端を縫ったところが破けるといけないので、相手の性別にかかわりなく、そういうことはダメ。
まあどのみち、手術創が痛くてしばらくは到底それどころではないが。
アルテイシアさんのブログだと3か月は不可、となってたが、私のかかってた病院だとだいたい2ヶ月と言われたので、どういう差なんだろう。
開腹と腹腔鏡下手術で差があるのかもしれない。
tofufu.me
私はカッパ先生に気になることは何でも聞いていた。手術前の診察で「術後3ヶ月は性交渉を控えてください」と言われた時もアル「それは性器の挿入という意味ですよね?」
カッパ「はい、そうです」
アル「クリトリスの愛撫やマスターベーションはオッケーですよね?」
カッパ「それはもちろん大丈夫」
ときちんと答えてくれた。
しかし、手術後も体内の膣断端からは出血が続いているので、自慰をすると、多分血も出てくるので気を付けましょう…。
あと、次回の診察の予約をこのときした。術後一週間後だったが…たいへんに辛かった…。
さてOKが出たので、ようやくシャワーを浴びる。
剥がれかけて気になっていた左下のテープがこのとき剥がれた。
なんか糸出てますけど……。
0.5mmほどだろうか、ほんのちょっとだけど、明らかに糸とわかるものが創から出てる。
この糸は、もし出ていても、放置しなくてはならない。
私のように、のちのち気にして、うっかり毛抜きで抜いて腫れ上がったりしないよう気を付けないと。
多分溶ける糸なので、そのうちなくなる。
この糸はうっかり出ちゃったものだったようで、右の2つは糸が出ていなかった。
あとは痛み止めを飲んだり、退院するのが休日なので出口を確認したり(時間外や休日は防災センター横の出口から出る)、またちまちまとネットをしたりして過ごした。
大抵の患者が寝静まった病院で、zabadakの『paco』を、イヤホンをしていつもの倍くらいの音量で聴く。最後の「DREAMER」をこの音量で聴いてから眠りたい。
— y2_naranja@蟹ペン族 (@y2_naranja) September 22, 2018
明日には退院して、しばらくは出力30%くらいの生活を強いられる。
が、生きてる。