地味で地道なはてなブログ

ダイアリー「地味で地道な」から引っ越しました。

地味で地道な子宮全摘ー通院から

さて受診の時点で、思い立ってから約10日かかっている。これからどんどん時間が延びていくので、その辺も意識して読んでいただけると参考になるかと思う。

ビルの1フロアに複数の科のクリニックが入っているタイプの医療機関で、総合受付とか検査なんかはそれぞれのクリニックで共同でやっているところだった。受付を済ませ、婦人科の受付に行って、受診を待つ。

子宮がん検診を受けたことのある人はわかると思うが、内診がある。あれやなんだよな、と思いながら待っていた。

ある女性のお医者さんが、男子医学生に、産婦人科の内診の診察台に座らせたら、学生たちはあまりの恥ずかしさにものすごく衝撃を受けていたらしい。研修にあれも必修で入れたらいいんじゃないだろうか。

半ば仰向けで、大股広げて、下は全部脱いでて、一応腰から向こうはカーテンをかけてくれるのだけど、その状態で検査用の器具を突っ込まれる。大抵痛い。相手は医療従事者だから慣れてるのだとわかっていても、やっぱりあまり気が進まない。
男性諸氏は、前立腺や大腸がんや痔の検査のときに、だいたい似たような目に遭うから、心のどこかに留めておいてほしい。子宮がん検診を嫌がる人は、こういうところで気が進まない。

問診票を書いて提出して、やや憂鬱になってたところで、私の診察順が来た。
最初は医師と診察室で面談。主な症状は重くなってきた生理痛と大量出血と話す。一応、すごく眠くなることも伝えた。

「じゃあ診察してみますね」という訳で、隣の部屋へ。いつものあの台である。
検査器具を入れると、やっぱり痛いのでやや腰が引けてしまう。
「もう少しで子宮まで入れますから、少し我慢してね」

すこしぐりぐりされてから、あまり痛くなくなった。
横にモニターがあって、超音波検査の映像が映し出される。
「ここね、子宮の内壁なんだけど、盛り上がってるのがわかるでしょう。多分、子宮筋腫だと思う」
確かに、モノクロの画像の真ん中に、楕円形の盛り上がりが認められる。うわー。やっぱり当たりか。
「子宮がん検査もしてますから。ちょっと組織取るから痛いですよ」と言われて、体内のどこかをつままれるような痛みがする。
子宮体部の組織を取ったのだと思うけど、これ地味に痛いんだ…。

MRIで詳しく検査しますから、予約を入れていってください。あと採血もね」

ということで、MRIは翌日の予約を入れた。造影剤を入れての検査もするのだけど、この造影剤、喘息の既往がある人はダメらしい。昔、気管支喘息起こしたことあるんだけど、大丈夫だろうかと思いつつ同意書を書いてしまった。
#本当に喘息の既往のある人は正直に申告しましょう。最悪死ぬぞ

採血はそのあと、検査依頼書を持って、共通の処置室に行って取ってもらう。
血管が細くて肘の内側で取れず、結局手の甲から取られた。やや痛いくらいかな。子宮がん検診よりはまだまし。

エコーの結果、子宮筋腫っぽいものあり、明日MRIの刑。念の為子宮体部もやったので痛かった。内臓っぽいところの組織を取って、がんがないか病理検査に出すのだ。
まあMRIは骨盤だから大丈夫でしょう、全身くくりつけられて45分耐久で肩を徹底的に撮ったときに比べれば(あのときは睡眠不足で行って、ずっと寝てた)。
現在、胃カメラのときのような内臓の違和感が下腹部にあるのと、血液検査で手の甲から取ってもらったので手が痛いけど、とりあえず解放。
しかし図書館に寄る余裕はないな…。
by 蟹ペン族 2018/07/24 11:58:56

検査結果は1週間後とのことで、翌週の完全予約制の木曜日に予約を入れた。

血はここから取りました。
血管が細くて、肘の内側だと黒ひげ危機一髪になる可能性があるので、3日間点滴針を刺されてたところを指定してお願いした。
さすがに、取ってから5分間は強く押さえておくよう言われたが、ちゃんと細胞がはたらいて、少しの出血で済んだ。
MRIのあと1週間後に再診で結果を聞く。
多分良性だと思う、とのことだったが、取らないで済むといいな。いとこが若い頃に取って、すごく出血した(婦人科の「すごく出血」=他科の「大量出血」)と言っていたので、できれば避けたい。
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そう、いとこが開腹で子宮筋腫を取っていて、かなり出血したのと、開腹手術だったので、よくなるまですごく大変だったと聞いていた。いとこはその後子供を産んだので、全摘でなくて子宮筋腫だけを取ったのだけど、すごく大変、というイメージしかなくて、でも薬で抑えてこのまま閉経を待つ手段もあるというのを調べて知っていたので、できればそっちがいいな、と思っていた。