Webデベロッパの祭典in札幌 A-1 どうするデベロッパ!?2009年プログラミング大展望(まつもとゆきひろ)
*1
http://www.pasonatech.co.jp/10th/event/dev_fest/sapporo.jsp
自分はWebデベロッパではない
CGIかいてたかな、というくらい
Railsつかったことないし
今回のミッション:2009年の動向について
エンジニアとしてどう生きるべきか
2009年の経済状況−悪い。
=>エンジニアにとっても悪いか?
前回経済状況が悪くなったとき(1990年前半)
=>Rubyが誕生した
仕事がなくなる
=>ボーナスなくなる*2
悪いことばかりではない
- 要件
- 安く開発したい
- はやく開発したい
- サバイバルしなくちゃ
景気悪くなる=>お金が使えない=>IT投資を控える
しかし、現代においてソフトウェアなしでビジネスができるか?=>できない!
景気の悪いときは、少ないお金で動き続けなくてはならない
企業にもエンジニアにも圧力がかかる
景気が悪いときは、じっとしているのには向かない時期
なんらかのアクションをとるべき
判断に失敗したらアウトだけど、じっとしているのも危険
=>オープンソース
生産性向上
オープンソース
- コスト重視*3
- 小回りがきく
- 教育効果
事例:
全国2万台の自動販売機にOSのっけたい
Windows・・・1台につき2万円のライセンスとして、2万台にのっけると4億円
=>Linuxにするのは必然
メンテ、サポートがあるからタダではないけれども、コストにおいてはWindowsよりははるかにまし
安い=競争力
ORACLE<=>PostgreSQL
2009年のエンジニア
- 逆境
- 挑戦
- サバイバル
- 安定性の喪失
- 契約更改ない
- リストラ
- 将来への不安
- リスク
- 安定性の喪失
「ダチョウ戦略」
砂嵐がきたら、ダチョウが頭を砂に突っ込んでやりすごすというアレ
=>まずい。
どう生きるべきか?
=>さあ?
- 自分の人生
- 他人は無責任
- サバイバル
- 激化する生存競争
受身では生き残れない
景気・・・多分2009年もその次も悪い
- サバイバル
- 嘆いてもはじまらない
- 社会は変えられない
- 自分の境遇は変えられる
自分の生活環境を変えよう
- 右肩上がりの終焉
パイがどんどんちっちゃくなっていく - 身分の固定化
- 「幸福」に戦略が必要
自分が幸福であるためには、自分が戦略をたてる
インベントリ(棚卸)
- 自分の利点は何か
- 自分の欠点は何か
- 変えられるものは何か
- 変えられないものは何か
譲れないポイントは何?
- 今住んでいるところがいい
- 能力
- できないこと
=>実態を形作る
自分で決めていくしかない
自分が何者か
インドに行って探すわけではなく、自ら見出す
己を知る
自分の幸福を知らなければ、幸せにはなれない
自分が何になったら幸せになれるか=>わかったら幸せになれる
幸せは人によって違う。
幸せをどうやったら手に入れられる?
「そうはいっても現実は・・・」とかさんざんいうひとがいる
仕事は楽しくてはいけないか?苦行なの?
我慢しなくてはならない?
無理と思うから無理
そう思っちゃうから苦しいんじゃないの?
挑戦すること
- 三種の神器
- 目標
- 戦略
- 口頭
目標
- 己を知る
- 何を目指すか
- 何を目指さないか
- 何をしたいか
- 己を知るとどうなるか
- ぶれないですむ
- 確信のある態度
- 自信につながる
- 妥協点を見出す
何も妥協しないいで成功することはない
妥協できる点とできない点のきりわけ
=>己を知っているからできる
最近の若い人はすっごい我慢してしまう。しすぎる
ずっと景気が悪い中で育ってきたので我慢が習慣になっちゃっている
=>それにかこつけて、上がハードな仕事をおしつけまくってる 3K、7K
=>ある日ぽきんと折れて病気になっちゃう
=>幸せじゃない
自己主張をもっとしてもいい
まつもと氏・・・バブル世代
就職は楽、入ってから大変だった
戦略
100%の成功はない
成功には運が必要
1回くらい失敗しても死なない
成功する確率を高める・・・戦略が必要
漫然とやっても成功する確率はあがらない。戦略が必要
目指すものは何か
抽象的な格差
成功戦略
代替可能でない自分を得る
=>会社にとって部品化されたらアウト
「オレがいないと困るだろう」という状態
差別化
他の人と違う位置にいる
位置エネルギーが発生
- 同調圧力
- 他人と違うことへの恐れ
- 無言の圧力
他人と同じことができない
同じでなきゃいけない<=>自分は特別でありたい
小説とかだと、よく、「実はxxは特別な血統の子孫で云々」とかなるけどそれはない
無意識の矛盾
同調圧力は幻想である
自分は自分でよい
差別化戦略
良い点を伸ばす
悪い点は無視
- 事例
まつもと氏・・・数学が苦手だった
国語・社会・英語が得意
関心のもちかたは理系
成績は文系
大学入ってからも大変だった
ほんとうに数学がダメだった
=>矛盾した特質
=>プログラミング言語の開発に役立った
「よい言語を作る」
いびつであることをのばすこと
=>人と違う成果をあげる自分
leverage
テコ
道具
- 使えるもの
- インターネット
- オープンソース
- 実績
- 外圧の利用
まつもと氏・・・「Rubyのまつもとさん」と呼ばれるようになった
なにかしら実績、作ったものがある=>「これは私が作りました」とかいえるようになる
- 例
- iPhoneのアプリ作る
ブログ書く
「〜の〜さん」といわれるようになる
自分の「名刺」としてなにかがある
=位置エネルギー
あと、信頼関係とか
「あの人に聞けばわかる」
日本のエンタープライズより、海外ではRubyのほうが使われる
外圧をRubyのテコとして使った
私の幸せ
玉造温泉につかってから仕事にいける
譲れないポイント
- 理不尽の拒否
- 3K/7K
- スーツ
- 単身赴任
寮生活・・・誰とも会わない
スーツ・・・ためしにTシャツとジーンズでいってみた
=>誰も何も言わなかった
ので、それで通してみた。
2番目に勤めた会社・・・東京転勤の話が出た
=>断った
=>おいてかれた
でも、あんまり怒られなかった。
言ってみるもんだねー
私の成功戦略
能力、知識を伸ばす
自己主張
当然の権利を要求
理不尽の拒否
- 信頼の形成
- 頼られる能力
- 喜んで助ける
- ラストマン戦略 「この人に聞けば大丈夫」
=>大切にされる
- 自分の差別化
- 名前のひらがな表記
- 服装(ジーンズ)
- 地方に住む
- テコ戦略
- オープンソース
- 実績
Rubyの実績があがるとやれることの可能性が広がる
- 機嫌よくすごすこと
- 楽しそうにしていること大事
- 実際楽しい
自分と他人は違う
まとめ
- 差別化が重要 自分の価値をあげる
- 機嫌よくすごす
- 継続する やり続ける 15年ひとつのソフトを作り続けている
何かアクションをとらないと、今までと同じではいられない。足元はどんどん沈んでいくから